2019年02月04日

ボルダーにおけるフラッシュの考え方

中嶋徹くんのインスタストーリーで行われた、フラッシュの定義アンケート、興味深かったので、自分の考えを書いてみる。エビデンスなく結論もないので、只の独り言。

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1.岩でのリードにおけるフラッシュ

岩でのリードは手の届く範囲からのスタートが基本となる(SDスタートやルーフトラバースを出だしに加えるバリエーション的な例外はあるが)。それを前提とした上で、リードクライミングにおける、フラッシュ条件を毀損するCheat=ズルとは何か、ということを考えてみる。

グラウンドアップで登ることが当たり前だった時代を振り返ると、ハングドッグでのムーブ探りはもちろんのこと、テンションした場所でムーブを起こさずにホールドを触ることすらCheatと考えられていた。これは、ロープは飽くまで、フォールした際に安全を確保するためだけのバックアップツールであり、仮にロープが無かったとすれば、直ちに地面まで落ち、(大怪我なりで済めば)再び地面からやり直すことになる筈だからである。

逆に考えると、ロープテンションさえしなければ、地面を離れて登り続け、グラウンドフォールし、怪我が癒えてからそのルートを完登しても、No Cheatingのためフラッシュと言えるだろう。

まとめると、リードでのフラッシュの条件は「初めて取り付いて、一度もロープテンションをかけずに完登すること」となる。

2.岩でのボルダー(スタンドスタートで上に登る場合)

この場合、リードとの違いは、ロープを使わないこととなる。リードにおけるCheatの考え方を適用すると、ロープを使わないので、何度フォールしようとテンションすることはなく、Cheatはしていないので、フラッシュとなる。

しかし、現在のボルダーで一般的にフラッシュと言われる条件は、「初めて課題に取り付いて、一度も地面につかずに完登すること」と思われ、フラッシュの考え方が大きく拡張されている。逆にいうと、「フォールして地面につくことが、フラッシュの条件を毀損する」となり、Cheatの考え方が変わっているとも言える。

3.岩でのボルダー(SDスタートやトラバース課題)

しかし、ボルダーの場合には、SDスタートやトラバースが一般的にあり、「地面に足を着いたまま、容易に課題の途中のホールドを触れる」ことが多い。これをCheatと捉えるかとうかで、考え方が別れているということだろう。

"フォールしてないからCheatではない" V.S. "スタートホールド以外のホールドの事前情報を得ているからCheatである"の図式だが、今までボルダーでのフラッシュの定義は余り議論されておらず、コンセンサスが無いというのが実情なんじゃないだろうか。

4.トップロープでのホールドチェック

興味があるのは、事前にトップロープにぶら下がってホールドチェック(ムーブの練習はしない)した後に、ロープなしでトライしてフォールせずに登ったらフラッシュなのか。
SDやトラバースのホールドチェックがOKとなると、比較的自然に、これらもOKと考える人は出そう。論理的には余り変わらないので。

5.自分の嗜好

自分的には、ボルダーの一撃は、カッコいいけど、そんなにマジメに考える意味は無いなと感じる。リードのフラッシュと違って、何度落ちようと登れればOKというのがシンプルでいいね。


posted by いーづか at 13:17| Comment(0) | クライミング全般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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